THINGSの内容、出演者の詳細は?
S: まずTHINGSはモジュラーシンセでダンスするイベント。そのダンスには様々な解釈があってもいいですが、基本、モジュラーシンセで踊る、躍らせるというテーマが大前提です!
ゲストのCRZKNY以外、LEF!!!CREW!!!を筆頭に全員がモジュラーシンセでプレイするメインフロアでは、皆それぞれにそれぞれのダンスを追求してもらい。一方ラウンジでは、よりモジュラーに特化したプレイでライブして貰いつつ、実際にモジュラーを間近で観れたり触れたり出来るフロアにする予定です、僕もモジュラーで初のライブをします。
W: 掲げてるElectric Dance Modularはテーマ、つまり俺たちのEDMはこれってこと!(笑)
国内で既にあるモジュラーイベントへのリスペクトもあるからこそ、THINGSは俺らだからこそやれる/やる意味の有るダンスに特化したパーティーにしていきたいです。ラウンジはサロン的な雰囲気が出せたらいいよね?
S: メインでプレイするZ_Hyper、RINTAROもライブ終わったら、使った機材を持ってラウンジにきてくれると言ってたので。実際にさっきはどうやってたのか?とか、色々と聞けたりディスカッションしたりする場になったら最高ですよね。ラウンジのライブのラインナップもばっちり揃いましたし!
W: メインの方が特にバッチバチのダンスだからね。互いのフロアでいい意味の温度差が生み出せたら成功だよね。
あとイベント全体として、勿論モジュラーが一番のテーマとしてはあるんだけどさ。基本、機材は何を使おうが「やばい奴はやばい!」と常に思ってるからさ、ゲストのプレイヤーに関しては機材で特に縛るとかは考えてないんだよね。そこは常に、今最高の表現者を呼びたいと!思っているからこその今回はCRZKNYな訳だしね。
S: THINGSはモジュラーがテーマであるけど、やはり一番大事なのは音。音は同様でありそれ以上だから。とにかく今のCRZKNYと、今のモジュラー化したLEF!!!CREW!!!が鳴らし合うところがまず観たかった。
W: 個人的にもケニー(CRZKNY)とは以前から何回も共演し、ツアーさえも一緒に行く関係性もあったからさ。俺がLEF!!!CREW!!でまた勝負かけるタイミングが来るならば、その時頼みたいのはケニー!とずっと心に決めてたし、今も尚最前線で身体張り続けてきてた彼がさ、相変わらずと即応えてくれたその心意気には本当に感動したし、実際光栄でしかないよね!改めて胸をかりるつもりで新たなる求道の挑戦者としてぶつかっていきたいっすね。
S: でね、その両者の間にハマりつつもね、また別の何か(次元)を提示してくれるんじゃ!?ってのがTARO AIKOなんだよね。彼はAPHEX TWINが最近のライブで披露したモジュラーラックの中でも、特に愛用してるというM.A.S.F.というモジュラーの制作者で、そのプレイ自体もこの界隈の中で圧倒的に極悪。そのライブを見た瞬間にまじ殺られて出会ったその日にしこたま彼と酒を呑んでそのまま出演を依頼しました。
W:APHEX TWINはFUJI ROCKのオフショットで思いっきりM.A.S.F.のシャツ着てたくらいよね!
それでなくともTARO君がやってるENDONってバンドはノイズエクスペリメンタルシーンの素晴らしい人達だしね、バンド界隈でもこの決定に沸いてました。そもそもM.A.S.F.はギター等のペダルエフェクターのブランドとして既に有名だったからね、まず本人と会えて嬉しかったよ。
S: ちなみに最初に決めてたのはこの二人。Z_Hyperはモジュラーシンセの展示も多い宮地楽器ウーリーズのスタッフでもあり、モジュラーの可能性を僕らに教えてもらった方。実はスタジオにも一緒に入ってくれて、モジュラーなら何でも音が創れるんじゃないか!?ってのをまさに体現してる人ですね。
W: そう、若くしてモジュラー達人、俺の最初の師匠。俺はまずモジュラー始めようと最初に駆け込んだのが宮地楽器ウーリーズだったのね、そこで本当にいろいろ教えて貰った。最初に店行った時、一瞬でガバキック作ってくれた時は相当ぶち上がったよ。今は彼にモジュラー自体も創ってもらったり、Z_Hyperのインスタグラムは常日頃上がってくるTIPSとしても非常に参考にしてます。このサイトでも今後、活躍していただきたい筆頭の存在です。
S: RINTAROは、KOARAでも探心音というパーティーを長年やってきた方で。マナーある4つ打ち、文脈の溢れるモジュラープレイは必見です。
W: 彼はDJもやるから話がはやいし、音楽的にも詳しい。なにより彼のやってるCLOCK FACE MODULARというモジュラーシンセ専門のWebショップは、そのサイトクオリティも素晴しくって、小粋でいて実に解りやすい。とても優秀なモジュラーのデータベースとしても機能してますよね。これは言ってもいいかわからないけど、ちゃんと連絡すれば事務所にも行けて様々なモジュラーを目の前に親身に説明してくれるかもなので、紛れもなく国内随一のモジュラー最高店といって過言でないです。扱ってるモジュールも様々なブランドが世界中からほんと数多く揃っててさ、そのセレクトもいいんだよね、いちいち洒落ててさー。全部欲しくなる…
S: あとはgalcidも決まりましたよね!!!
W: galcidはシンセサイザーのキャリアで言えばだいぶ先輩だけど、モジュラーシンセというかEurorackでいう所だと同期めいたものも感じてまして。っていうのは、俺、最初に挨拶できたのが宮地楽器ウーリーズでお互いモジュラー買いに来てた時なんだよね!(笑)さらに言うとそこで「この前CRZKNYとやってましたよね?」的な所から話が弾んだ経緯もありまして、今回はガイダンスめいたものだらけなんですよ。彼女はこないだまでUKツアーに行ってたりと実に素晴らしい活動を既にしてて、俺らも掲げるダンス出来るモジュラーのアーティストとして非常に近いところにいると思うので、是非おこがましくもこれからもこうやって共闘していけたらなー!という存在ですね。
S: 見事に揃いましたよね、盤石の布陣が!!!
W: そう、皆のお陰様でね!自分らがまず楽しみすぎるよ、当日。って、こんだけのもん揃ったんで簡単に見逃さないでほしいですよね、これ、まじで。